あの世とこの世の狭間で
投稿者:ゆっこ777 (1)
これは私が実際に体験した出来事です。
当日高校生だった私は、部活終わりに友達4人と横並びになって会話しながら歩いていました。
田舎で山の中に学校があったということもあり、通行人や車の少ない道だった為、横並びで歩くのが普通でした。
私はその日真ん中を歩いていました。
すると、なぜか蜘蛛の巣に引っ掛かるのです。
何度も何度も、私だけ。
夏だったので顔や腕に絡まる蜘蛛の巣が気持ち悪く、何度も糸を剥がしながら歩いていました。
電車に乗って帰宅する際、友達と乗る為4人席に腰掛けました。
友達が1人、また1人と帰っていく中、最後までその席に1人で座っていましたが、最寄り駅に着き下車後、電車が発車した際に何気なく先程まで座っていた席を見ると、窓とカーテンの間に顔がありました。
びっくりしながらホームの階段を下る途中で、また蜘蛛の巣に引っ掛かりました。
今日はよく引っ掛かるなぁと思いながら歩いていると、いきなり目の前に大きなトラックが停車していたので、車が来ていないか確認し、そのトラック1台分避けてまた歩道に入ろうとするとまたトラックが停車していたのです。
なんで!?こんなに見通しがいい一本道なのに!
っと思いまた避けながら歩いていると、蜘蛛の巣に引っ掛かりました。
実はこの道、最寄り駅のホームからもよく見える、見通しのいい一本道なのです。
もし、トラックが止まっているなら、ホームからも見えたはずです。
なのに、見えなかった。しかも大きなトラック2台も。
おかしい。と思い少し早足で帰り始めた時、また蜘蛛の巣に。
そのあと少ししていきなり真横で
「キー」
と言う自転車の音が聞こえ、誰かに追い越されました。
この時は、上り坂を歩いていましたが、自転車の車輪の音が聞こえなかったはずないんです。
とても静かな田舎道なので。
もう、ここまで来たら怖くて仕方ない。
そのあとも何度か蜘蛛の巣に引っ掛かりながら、走って帰路に着きました。
家に帰り着いてまず初めに母に、ことの次第を説明。
すると母から予期せぬことを言われました。
「そういえばあんた、今日帰ってくるの少し遅かったよね」と。
その日は、大好きなアニメを見る日でした。
いつもなら30分アニメのエンディングを見たあと、次の30分アニメをオープニングから見れたはずなのに、時計を見るといつもより10分ほど遅く帰宅していたのです。
怖いことがあり、急いで帰ったにも関わらず。。。
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