森を徘徊するもの
投稿者:菊地 春樹 (1)
短編
2022/06/18
16:05
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今思うと彼らは自分たちのルールを破った僕らに対して警告をしていたのかもしれない。
もしあのまま帰っていればきっと何事もなく過ごせたのだろう……。
そして結果的にあの友達は生きて帰ることはなかった。
なぜなら友達たちはあの声を聞いて発狂し自殺したからだ。
俺はあの後のルールを読んでいたために助かったんだ。
「午後6時以降は学校の裏山に行ってはいけません。そしてもし行ってしまった場合はあの声を聞いてはいけません。もしも聞いてしまったら…………あなたはどうしますか?」
(完)
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