守護霊が白蛇の子

先程、白蛇が…というお話を読んで思い出した話があります

18の頃、大学進学で田舎から上京してすぐに始めたバイト先で、明るく天真爛漫で仕事内容も丁寧に教えてくれる1つ年上の優しい女性が居ました。

仕事が暇になった時、彼女は、自身の不思議な体験を話してくれました。

小学生の頃、亡くなったおばあちゃんをイタコさんに口寄せしてもらおうと、家族で青森の恐山に行ったそうです。

イタコさんが居るテントに父、母、兄が入り、最後に彼女が入ろうとした時

『貴女は入ってこないで！貴女を護っているモノが強すぎて霊が入って来れない、貴女は白蛇様が護っている』と言われたそうです。

白蛇様という言葉にピンときたご両親が、帰宅後彼女に話したのは、

彼女の母『実は、貴女がまだお腹の中にいる時、お父さんと離婚寸前の大喧嘩をした時があって、それはもうお皿を投げたり大変な大喧嘩だったんだけど、お父さんが投げようとしていた物を持ったまま外を見て固まっていて。

不思議に思って私もつられて外を見たら、体長数メートルはありそうな、両手で抱えるくらいの太さの白蛇が庭の梅の木に巻きついて、口を開けて今にも襲いかかる表情でこちらを見ていたの。

それで2人とも喧嘩をやめて冷静になることが出来て、それで貴女が無事に産まれたの。あの時の白蛇が守護霊になっているのかもしれないわね』と、ご両親から聞かされたそうです。