父は成仏できた
投稿者:まいろ (7)
私の父が亡くなったときに不思議な体験をいくつかしました。
私の父は定年後すぐに肺がんが見つかり手術をしました。
手術後2年ほどは経過も良かったのですが、脳腫瘍になり手術のできないところだったので抗がん剤や放射線治療をしていました。
そのため入退院を繰り返していたのです。
父は食事は好きなものをなんでも食べられたり、入院中も廊下を散歩したりと普通に過ごしていたので余命宣告も受けていませんでした。
病室は個室だったため心配性な母はそこで寝泊まりをしていたので私は母のお弁当を作って届けながら父の様子もみたりお喋りをしたりしていました。
そんなときに私はある夢を見ました。
それは余命宣告もされていない父が何日の何曜日に亡くなるという不吉な夢でした。
急いでカレンダーをみたら3月にあったのです。
その日のお昼は父はいつもどおり廊下を散歩したり元気にしていたのですが私はその日は私も病室に泊まると母に言い、子どもたちと夫の夕食を用意してから病院に行きました。
夜中になって誰もいるはずのない廊下で何人もの人がざわざわとしている声がして父の病室の前でその声がピタリとやんだのです。
ふと、父が気になって見ると片手を上に上げていて、そのときに先生と看護師さんがバタバタと病室に入ってきたのです。
おそらく父の心電図などを見ている機械に異常があらわれたのかと思います。
そうして父の心臓マッサージが始まり、夕方まで元気にしていた父が亡くなりました。
私はそのときに廊下で聞こえたたくさんの声とは天国からご先祖様が迎えに来たのではないかと思いました。
そうして父がその迎えに手を上げたのではないかと思っています。
怖いというよりもご先祖様が迎えに来てくれて父は成仏できたと今でも思っています。
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