眠れなかった夢の国
投稿者:ボルシチ (4)
これから話すことは私の実体験であり、いまだに何が起こったのかわかりません。
当時の彼女とは、よくいろいろな場所へ遊びに行きました。その彼女とある記念日に千葉県にある某テーマパークに隣接したホテルに宿泊しました。
次の日には、テーマパークに行ける!ということもあり、前日はホテルの近くのショッピングモールで楽しく過ごしてからホテルにつきました。
ホテルにつくと、次の日の準備をし、彼女と私はお風呂を済ませました。
外の景色がきれいな高層階のホテルに宿泊したため、外の景色を見ようと、カーテンを開けたその時でした。
カーテンを開けると、明らかに男の自分より大きい片手の手形と、明らかに彼女よりも小さい赤ん坊の手のような片手の手形が並んでありました。動揺して止まっていると、彼女も気づいてしまい、大変臆病な性格の私ですが、あわてて「俺がさっき付けたやつだよ」とごまかしました。
すると彼女も不安そうに、「あなたよりも明らかに小さい手がなかった?」といわれましたが、うまくごまかしました。
そしてなんとその手形は内側についていたようで、消すことができました。そのため私は、「霊がいるとしたら内側じゃね…」と考えましたが信じたくなかったため、忘れてその日は眠ることにしました。
彼女が眠りにつき、私はどうしても手形が気になってなかなか寝付けず、夜中に再びカーテンを確認しようと一人でカーテンを開けると、そこにはつけたはずのない先ほどと違う手形が一つありました。
慌ててベッドに潜り込み、その日はほとんど、寝ることができませんでした。
怖がらせるわけにもいかず、この話は彼女にはせずに、終わりました。
後日帰宅し、ホテルに関して調べたら、そのホテルの近くのホテルで、一家心中した部屋があったとかの話が出てきたため、さらに怖くなり、調べるのをやめました。
あの手形は何だったのでしょうか。前の宿泊者のものだと信じたいですが…
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