隣人の死去と金縛り
投稿者:義 (3)
自分が大学生のころ、地方の県で下宿をしていたときの体験談です。
その日は特に疲れているわけでもなく、いつも通りに夜になったので寝ました。
すると夜中に目が覚めたのですが、そのときに頭以外の全身が動かない金縛り状態になってました。
何者かに身体を抑えつけられているような感じでした。
恐る恐る頭を上げて足の方を見ると、白いもやが見えて人のような形をしていました。
暗かったこととと、自分自身が目が悪いのではっきりとは見えませんでしたが、明らかに何かがあったのは事実です。
金縛りが収まった後に再度足の方を見ると先程見えていた白いもやの人影はなくなっておりました。
それ以降しばらく不思議な体験をしました。
外から物音がするのでベランダを見たら、隣の部屋のベランダの室外機の上に人の気配を感じたりと明らかに恐怖を感じでおりました。
その数日後、隣人の恋人らしき人が、隣人から最近連絡がなく訪ねても反応がないので何か知りませんかと私のところに訪ねて来られました。
あまり関わりが無かったので、その日は知りませんとだけ返事をしました。
しばらくすると、救急車が来て隣人が運ばれていったような感じでした。
どういう経緯で隣人の部屋が開いたのかはわかりませんが、恋人らしき方が合鍵でも持っていたのかもしれません。
さらにその数日後、警察が来られて隣人との関わりについて質問されましたが、関わりがないため特に何も回答しませんでした。
警察に何があったか逆に聞いたのですが答えてくれませんでした。
さらにその数日後、隣人の両親らしき方が部屋の退去のような作業をされておりました。
恐らく隣人は亡くなられたのかと思います。
あのときの金縛りと何か関係があるのかもしれません。
ちなみにその下宿先は大学卒業後に久々に行ってみたら無くなってました。
曰く付きだったのかもしれません。
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