守護霊がいる
投稿者:GANJAP (1)
これは私が小学生低学年に体験した話です。
20年前くらいの出来事になるため、不明瞭なところがありますがご了承願います。
当時、私にはA子ちゃんという同級生の女の子がいました。
私は怖い話があまり好きではなかったですが、A子ちゃんは私とは対照的に怖い話が大好きで霊感もあるとのことでした。
途中まで帰り道が同じということもあり、学校が終わった後はよく一緒に帰ってました。
帰り道ではよくA子ちゃんが怖い話をしてくれて、私は恐々聞いてました。
大部分は忘れてしまったのでそちらは割愛させて頂きます。
ある日、いつも通りA子ちゃんの怖い話を聞きながら下校していたときのことです。
別れ際に、普段見せないような怖い表情でこんな話をしてくれました。
この話は私にするか相当迷ったとのことでしたが、意を決してしてくれたとのことでした。
その話というのは、人には生きている中でいくつか死線をくぐることがあるとのことで、その中の一つが私にとって近いうち訪れるというものでした。
私は、絶望のため頭が真っ白になってしまいました。私が固まって泣きそうな表情をしているとA子ちゃんが最後に付け加えてくれました。
死線を越えれるかはその人の守護霊の力がかなり関わってくるとのことでした。
そして、私の守護霊を見させて欲しいとのことでした。
確認の方法は簡単で背中を見せて欲しいとのことでした。道の真ん中で小学生が小学生に背中を見せるという異様な光景だったかと思いますが、世界が終わってしまうような気持ちで背中を見てもらったことを鮮明に覚えております。
背中を見せながら聞いたため、A子ちゃんの表情は見えませんでしたが、いつもの明るい調子で、
この守護霊だったら、大丈夫とのことでした。
また、力は小さいが信じていればきっと死線を越えられるとのことでした。
ほっと肩を撫で下ろし、安心した気持ちになりました。
私の家はA子ちゃんと別れた後も30分以上歩いた先の山の中にあり、民家も少なく寂しいところにありました。そのため昼間でも薄暗く人も滅多に見たことはありません。
A子ちゃん曰くどんなことが起こるかはわからないとのいうことで、しばらくは生きた心地がしないまま登校と下校を繰り返してました。
当時、何故、親に相談しなかったかはわかりませんが、片親で母は私が起きてるとき仕事に行っており、あまり話せてなかったこともあるかもしれません。母親の顔をみてこの人をお母さん呼ぶのはあと何回できるのかわからないということを子供ながらに考えておりました。
そして、運命の日は、そう遠くないうちに訪れました。それは夕方の下校中のことでした。
友達複数と帰っているときは気付きませんでしたが、友達と別れ1人になって気付きました。
知らない男が後ろからついてきていることに
距離としては5メートルくらいでした。
人気がどんどんなくなり山の道に入っても男は後ろからついてきました。
男との距離が縮まったところで私は走って逃げました。
今まで走ったことがないくらい全力で走りました。冬の寒い日でしたが、体は急激に熱くなり、汗が噴き出てきました。心臓が口から飛び出るというのが比喩ではないくらいドクドクと高鳴ってました。
あと家まで100メートルに差し掛かったところでした。体力的にも限界が近づき、流石にもう撒いただろうと後ろを振り向いたときです。
ギョッとしました。男がまだいたのです。
目があってしまいました。
男はニヤッと笑って話かけてきました。
私は固まってしまいました。
男の子やったんか…
自分も女の子だと思って読んでたから、男の子とわかってびっくりした。
男の子を狙う変質者って、高確率で殺しそうな気がする。いやただのイメージだけど。
無事でよかった。
投稿者のGANJAPと申します。
この度は、長文に関わらずお読み頂きコメントもして頂きありがとうございます。
幼少期の体験を投稿させて頂きました。
一連の出来事はトラウマ級に怖かったです。今でもときどき夢に見ます笑 ご心配頂きありがとうございます。性別触れませんでしたが私は男です!
やっぱり幽霊よりも生きてる人間の方が怖いな…
霊感のないホモなら終わっていた
強い守護霊さんで良かったですね。
でも後ろの人だけではなく、ご本人の生命力とか精神力も生死に大いに関わっていると思います。
GANJAPさんご本人もきっと強い方だと思います。自覚は無いかもしれないけれど。