異常な愛の恐怖「手作りのストラップ」
投稿者:シーシャ (3)
私の友人が体験した話です。
彼には、付き合って2年になる彼女が居ました。
その彼が、珍しく連絡をしてきたと思ったら、突然
「俺もう、別れるわ・・・。」と暗い感じで電話をしてきたのです。
詳しく話を聞くと
「最近、彼女が余所余所しいんだよ。浮気でもしてるんじゃないか?」との事でした。
付き合って二年目ともなると飽きが来るのは分からんでもない話です。
しかし、彼は浮気などの決定的な証拠をつかんでいる訳でもなく
感情に任せて出ている言葉だと思い、もう一度話し合う様に宥めたのです。
その3か月後
再び彼から連絡が。
「この間はありがとうな。別れずに済んだ!」
と喜びの報告が。
「彼女が余所余所しかったのは
俺の誕生日プレゼントを用意してたからだったんだ。
毛糸で出来た熊のストラップでさ、彼女と御揃いなのよ!」
と惚気を報告する友人。
良かったじゃないかと安心しましたが
その二日後、彼は交通事故に合いました。
急いでお見舞いに行くと、彼女の姿も。
しかし、初めて会った時とは印象が大きく違いました。
腰まで伸びた綺麗な髪を、バッサリと切っていたのです。
そして開口一番
「大したケガじゃなくて良かったね。○○君(友人)またお見舞いに来るからね。これからもずっと一緒だよ。」
そういって出て行った彼女に恐怖しました。
何故なら友人は意識不明の重体。
普通ならそんな事は言わないでしょう。
恐ろしくなり熊のストラップを軽く弄ってみると
中から大量の毛が・・・。
異常な愛に恐怖を覚えた一瞬でした。
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