えっ!真夜中のエレベーターから猫ばあさん…??
投稿者:乃々華 (2)
真夜中の3時、自宅に帰ろうとした時のエレベーターで見た出来事でした。
私は介護施設に勤めていて、仲のいい友達が夜勤ということもあり、その日は遅くまで話し込んでいました。
時計を見ると、2時半回っていたので、帰りました。
車から降りると、時計は深夜3時ごろを回っていました。
当時、私の住んでいた家は10階建ての市営住宅でした。
その市営住宅はお年寄りが多く、隣近所は一人暮らしのお年寄りの方も多く暮らしておられました。
エレベーターは階段を10段ほど登ったところにあるのですが、
その階段を1段上ったところでエレベーターの扉が開きました。
私はこんな深夜に降りる人がいるんだ~ちょっと嫌だな~と思い、その人が見えなくなるまで、
ちょっと階段を上がらずに待っていようと思い足を止めていました。
すると、エレベーターから4つんばいの白髪交じりのおばあさんが降りてきて、
こちらを見て、「にゃ~~!」と言って少しじっとしていました。
私は怖くなって目をそらしながらその場から離れて別の階段から自宅へ帰りました。
帰った後は「えっ、あれは、猫?いや、明らかに人だった・・・」と、ドキドキさせながら眠ったのを覚えています。
私は明け方に寝て夕方に起きてきました。その時に母親が、
「この家の近くの道路で認知症のおばあさんが明け方まで徘徊していて車にはねられたんやって」
というのをきいて、私は「えっ、もしかして、昨日エレベーターから降りてきた猫ばあさん?」と
エレベーターの事を母には言えず、ちょっとドキっとしました。
いまでもおばあさんの顔ははっきりと覚えています。
エレベーターの猫ばあさん・・・
あの時、勇気を出して声をかけていたら、救われたのかな?いや~でも、はねられたおばあさんと猫ばあさんと
同一人物とは限らないし・・・と、思い出すとモヤモヤするし、ゾッとする話です。
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