私の後ろを歩く女の子
投稿者:義 (3)
私が小学3年生の時に体験し、はっきり覚えている不思議な話です。
当時、マンションの14階に家族で住んでいました。
その上は屋上になっていて誰でも自由に出入り出来ます。
自宅の3軒隣に同級生の女の子が住んでいて、よく一緒に遊ぶ仲良しでした。
ある日、その同級生の部屋に行きその子の妹も一緒に3人で遊んでいる時に私は同級生に見せたい物がある事を思い出し、1人で自宅に戻りました。
その後また同級生の部屋に行こうと玄関を出た時、左側に向かう廊下の遠くに同級生の妹が1人で立っている姿が見えて「あれ?何してるんだろう」と思いながら右側の廊下の奥にある同級生の部屋に行きました。
チャイムを押すと玄関を開けてくれた同級生の横に妹が立っていて、私は思わず「えーっ!?」と大声を出してしまいました。
2人が「どうしたの?」と驚いていましたが、その時は深く考える事も無く遊びに夢中になっていました。
そんな出来事もすっかり忘れていたその日の夕食時に父親に妙な事を言われたのです。
「友達の部屋に行くのに何でお前が先頭を歩くんだ」と。
私は1人で行ったと説明しましたが、「嘘つくな!お前の後ろを女の子が歩いていたじゃないか」と怒られてしまいました。
私が遊びの途中で自宅に戻り、玄関を出てから同級生の部屋に向かっている時の姿を屋上で弟を遊ばせていた父親がたまたま見ていたそうです。
それを聞いて、忘れていた昼間の出来事を思い出しました。
あの時に1人で立っていたのは同級生の妹の生霊で、私の後ろをついてきたのでしょうか。
それとも違う女の子の霊だったのでしょうか。
結局、父親は私の言う事を信じてくれず女の子が後ろを歩いていたと言い張っていましたが、私は間違いなく1人で歩いていました。
今でも忘れられない不思議な体験です。
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