人間か幽霊かわからない学校の警備員さん
投稿者:シュタイン (2)
これは私が高校生の頃に所属していたバレーボール部の長期休み中の合宿中のお話です。
私たちの学校は合宿所が無かったので、いつもの体育館で練習をして寝泊まりは校舎でしていました。
部員のAちゃんは毎朝5時に起きて筋トレをしてメイクをするルーティーンがありました。
ある朝、いつもと同じようにAちゃんが筋トレを終えて女子トイレでメイクを済ませてから寝泊まりしている教室に戻ろうとすると前から警備員さんが歩いてきました。
すれ違う際にAちゃんが「おはようございます。」と挨拶をするとその警備員さんも「おはようございます。」と返してくれたそうです。
その後、顧問と部員全員で朝ごはんを食べている時にAちゃんが顧問に「この学校って休みの時も警備員さんいるんですね」と話しかけました。
すると先生は「いや…休み中だから他の人は学校には来ないよ。そもそもこの学校に警備員さんはいないし…。」と言いました。
私は中学時代からその学校に出入りしていて警備員さんがいない事を知っていたので、顧問が嘘をついていない事がすぐに分かりました。
でもAちゃんがそんな突拍子もない事を言い出すような子でもないと知っていたので、Aちゃんも本当のことを言っていると信じるしかありませんでした。
それからすぐに全員で学校全体の戸締りを確認しましたが、どこのカギも開いていませんでした。
結局、Aちゃんが見た警備員さんが人なのか幽霊なのかは分からないままですが、人のほうが怖いような気がします。
バレー部ってバスケ部より可愛い子多いのはメイクのおかげなのかな?
ALSOKが無い足