物が隠れる話
投稿者:祖父江倫 (1)
私が小学校中学年の頃の話です。
パタパタペッピーの紺色の筆箱を好んで使っていました。
チャック式でペンが20本は入る大きさで、色ペンと消しゴムと鉛筆と鉛筆削りをいれていました。
この筆箱を使うと物がなくなる時が何度がありました。
学校でのみなくなったならいじめだったかもしれませんが、家で学習していても筆箱の中にいれた消しゴムがなくなったり色ペンがなくなったりしました。
はじめのうちは色ペンなどを私が床に置きっぱなしにしてしまったかゴミ箱に誤って捨ててしまったのかなと思いました。
たまにふでばこを変えたくなるので、パタパタペッピー以外の筆箱を使う時もありました。
すると、別の筆箱を使った日は学校でも家でもふでばこの中の物がなくなる方がありませんでした。
ふたつき位経過して、だんだんおかしいな?と思うようになりました。
姉に「パタパタペッピーのふでばこを使うと物がなくなって怖い」と愚痴りました。
私は次第に怖くなってしまいました。
なぜ物がなくなるかは今も分からないのですが、怖いと感じるようになってからはパタパタペッピーのふでばこは家に置いて使わないようにしました。
勿論色ペンなどがなくなることもパタリとなくなりました。
色々なふでばこを使いましたが何故か今でもパタパタペッピーのそのふでばこは持っています。
引っ越しして不用品を捨てる時があったのに、それでも持っています。
捨てればいいのにです。今でもパタパタペッピーのふでばこを見ると少し怖いです。
パタパタペッピーなつい