夢の意味
投稿者:PiNK (1)
これは私が19歳の時の話です。
スナックのバイトを始めた私はいつも深夜の帰宅です。
ある頃から、帰り道
同じ辺りを通る時、車のルームミラーが気になるようになりました。誰か後ろに乗っているような…。
実際に見えるわけでは無いですが、なんとなく、
女性のような…。そんな事が時々起こるのです。
特別な霊感がある訳では無いので、気にしない様にしてやり過ごしていました。
そんなある日の深夜。寝ていると、家の廊下を誰かが歩く音が聞こえてきました。
ギー、ギーと確かに聞こえてくるのです。
私の家は、私が産まれる前から建っていて、古くなっていたので音がする事自体は何ら不思議では無いのですが、家族はみんな寝静まっている様でした。
不審者や泥棒なんて発想は無く、ただナニかが歩いているそんな気がしました。
そんな不思議な怖い思いをしながら、何日か経ったある日私は夢を見ました。
上を向いて寝ている私の上に、家に飾ってある遺影のうち2枚が、私の上に落ち、遺影のガラスが、粉々になって割れてしまう夢です。
それはおじいちゃんとひいばあちゃんの遺影でした。
私は怖くてハッとして目が覚めました。
何かご先祖様に怒られてしまう事をしたのだろうか?そう考えるようになりました。
結局答えはわからぬまま2週間程経ったある日。
私は深夜の帰り道、大型トラックにぶつかり大きな交通事故を起こしてしまいました。
警察の方には、数ミリ前後にずれていたら命は無かったと言われました。
ようやく私は気付いたのです。
私が交通事故を起こしたあの日は、ひいばあちゃんの月命日。
おじいちゃんは若くして交通事故で亡くなった事に。そして、私の上で粉々になった遺影のガラスは、廃車になり私を守ってくれた車のガラスだと。
あの時期の私はきっとナニかと波長が合い、車に乗せて連れて家に帰っていたのだと思います。
そして、あの夢は私を守る為、私にメッセージを送ってくれていたのだと。
ご先祖様のメッセージを読み取る事は出来なかったけど、守られているのだと思わずにはいられない不思議な体験でした。
夢の場合その日にならないと、分からないときが有ります。
私もよく霊的な夢を見ることが多かったのですが、謎めいた夢が殆どで、結局何を伝えたいのか分かりませんでした。
私みたいなバカに知恵比べのように出てこられても分かるわけが有りません、それを心の中で何を伝えたいのか喋ってくれなければ分からないと、叫んでいたら、見なくなりました。