霊感は役立つこともあるけど疲れる
投稿者:玲 (7)
年齢がある程度行ってから、逆に霊感とか勘が鋭くなってしまった私です。
視えるわけでもないので、特に普通に生活している分には、不自由はありません。
また、連れてきちゃった、ということもさほどあるわけではありません。しかし普段出入りしないような場所に行くと、問題が起きることもあるんです。
それは家探しをしていたときのことです。マンションで駅からそれほど遠くなく、都心に出るのも割と楽なあたりで、予算内というのが条件でした。
特に新築が良いとかも思いませんでしたし、築何年でも構わないということで不動産会社に探してもらったのです。
この程度の条件だとそれなりに件数はあるもので、週末にはまとめて4軒ほどめぐることもありました。
不動産会社の担当さんが、車で1軒ずつ案内してくれたのです。
そんなある日のこと、2軒めの内覧だったと記憶しています。そのマンションに到着した途端、やだこれ入りたくない、と反射的に思ったんです。
外から見ただけで、これ人の住む場所じゃない、ここに住んじゃいけない、そう感じたんですね。
担当さんの手前、一応内覧はしたのですが、冗談じゃないこの物件、と言う気持ちは収まりませんでした。
思わず、ここは駄目ですよ絶対売れない、と言ってしまったものです。
担当さんは呆気にとられた表情ではあったものの、特に何か聞くわけでもなくそのままそこを出たので、ひょっとしたら彼女もなにか感じていたのかもしれません。
特に持ち帰ったという感覚はなかったので、土地の問題だと思います。その土地が、こちらを拒否していた感じとでもいいましょうか。
まあ住んでる人は実際にいたので、勘さえ鋭くなければ住めたのかもしれません。
他にもう1軒、1部屋だけアウト、と言うマンションの部屋もありました。1部屋の隅に、何かあるというか拒否されていると言うか、嫌な感じを覚えたのです。
その家を見た後は、繁華街に寄って人混みの中でくっついてきたものを、誰かに引き取ってもらわなくてはなりませんでしたね。
この家探しというのには、鋭くなった霊感は確かに役立ってくれました。おかげで、相性の悪い家に住むと言うことは避けられました。
それは利点ですが、でも本当に疲れることも事実です。
わかってくれる方、いるでしょうか。
要らないものまで感じるのは特に嫌ですね