後ろにいる女の人
投稿者:幹事 (1)
僕には物心ついた時から幽霊が見えていました。
初めて認識したのは、2歳の頃。僕がまだ「幽霊」という言葉を知らない時のことでした。
父と母の間で寝ていた夜、ふと目が覚めると、部屋の奥に大きな人影がありました。今考えると違和感がありますが、上は鳥で下が人間の鳥人間?のような者がいました。
彼らは複数いて、不気味に笑っていたことを覚えています。あの瞬間から、僕には変なものが見えると薄々意識するようになりました。
今も後ろにいる女性を初めて見たのは、小学4年生の頃です。
この頃が1番幽霊を見る機会が多かった時期です。
僕の家は3階建で、1階に浴室、2階に居間とリビング、3階に僕と妹の部屋があります。
当時は2階の居間でパソコンを見ていました。
ドアは開けっぱなしで、リビングが見える状態にあります。パソコンで動画を見ていると、ふと何かが立っていることに気づきました。
恐る恐る目を上げると、白い服を着た背の高い女性が、居間とリビングの間に立っています(貞子似)。
こちらをじっと見ていて、ずっとそこにいました。無視してパソコンをしていると、いつの間にか消えていました。それからは見えなくなりました。
1年後、リビングの端ちょうど居間の反対側に鏡が取付けられました。ある日僕が髪の毛をセットしていると、後ろから視線を感じました。久しぶりに「あの女性」が居間の間にいました。
しかし何かおかしい。
なぜリビングにいるのに視線を感じる?
女性は鏡越しに僕をじっと見ていました。あの時と違い、反対側にいた僕を。
それから月日が経ち、もう忘れてしまうくらいの時間が経った頃。
母親が言いました。
「最近あの女性見たよ」
実は母親も霊感持ちで、貞子のような女性を2人とも目撃していました。
母親が居間にいる時、鏡の横、3階に上がる階段の下で女性を見たらしいです。
あの女性は3階をじっと見ていたそうです。
その時、僕は疲れて部屋で寝ていました。
僕の部屋は3階にあります。
1回目は居間
2回目はリビング
3回目は僕の部屋
最近、霊感のある友達にこう言われました。
「後ろの女性が僕を睨んでいる」
これを見て怖かった。
後ろ女の幽霊が怖かった!