昔、田んぼから現れたと言われる大きな影

これは自分の祖母から聞いた話です。
もしかしたら昔田んぼなどの作業をした経験がある人は、同じようなものを見たかもしれません。

それは田んぼの作業中、夕暮れ時に現れたそうで、大きな大きな人の影だったといいます。

○○坊主（○○のところは自分の記憶が曖昧なので覚えていません、川だったような気がします）と祖母は話していました。

当時はこんな影だったよと絵も描いてくれましたが、思い出す限りそれは黒い人型の影としか言いようがありません。

そしてとにかく大きな大きな影で、怖かったと祖母は話してくれました。

それから祖母は当時現れた影に危害をくわえられた訳ではありませんが、どうする事も出来ずにいた所を祖母のお父さんがタバコをふかした途端、影は逃げるようにいなくなったそうです。

なにぶん古い記憶なので自分も曖昧でしたので、今しがた確認もかねて祖母に聞きにいったのですが、もう年のせいもあってか「そういえばそんな話をした記憶がある」と言って、どこか怯えた様子でした。

祖母の若い頃の日本は霊感問わずに幽霊のような存在を目視できたと聞きますし、祖母自身もこの田んぼの坊主の影以外にもいくつかそれらしき存在を目視した事があるそうです。