ホテルの自動ドア
投稿者:ナカジーマ (3)
大学4年生だった当時。学生最後の夏に思い出を作ろうと友達6人であるコテージに泊まりに行きました。
高校は同じだったが大学はみんなバラバラ、久しぶりの再会で話はつきませんでした。その日はお昼は川で遊んで、夜はバーベキューして、お酒を飲んで。酔いもいい具合に回ってきてコテージに戻り飲み直しました。缶のお酒が1本また1本と空いて行き、当初買っていたお酒は全てなくなってしまいました。
コテージがあるところは山の中、近くにお酒を売っている場所がないか探したところ、車で5分ぐらいのところにコテージを運営しているホテルの自販機にお酒が売っているとのこと。じゃんけんで負けた自分を初め3名が買いに行くことに。時間は22時。遅い時間ではあるが、まだ22時。ただホテルの前に着くとやっていないのかなと思うぐらいホテルは暗かった。やってる?車の中から遠くのホテルの中の様子を見ていました。
ホテルの中に灯りが。おそらくあそこが自販機だ。ただ電気消えてて怖い。お前がいってこい。いやだ、など話していたら急に友達の1人が、あ、扉があいた。とボソッと。そんなわけない、あんな暗い場所に人がいるわけない。だからこそ、自動ドアのテストか何かかと思ってドアの方を見てみると、ドアが通常では考えられない速さで空いたり閉じたりしていた。近づいたらやばい!そう思い友達と急いでその場からコテージまで戻った。
あれはなんだったのか。コテージに帰った後、あのホテルについて調べてみたところ、あのホテルは心霊スポットだった。あれはお化けのせいなのか、それとも。
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