つぶつぶとした食感が美しい。
ボロボロと崩れるのが玉に瑕だけれども・・・・・・。
それを食べてみれば、じゅくじゅくとした感覚よりも先に、
心の底に近いところに存在する3匹の毒虫がわんわんと鳴いてしまう。
それを見てしまえば、それは順番にこの世に現れる。
ニチニチニチニチニチ・・・・・・。
青いそれは徐々に私に近づいてくるのだ。
私はそれを必死に払いのけようとするのだけれど、
それは何者かの手によってことごとく阻止される。
ニチニチニチニチニチ・・・・・・。
なんでそれは私を狙っている?
なんでそれは私に対し、「悪意」を向けている?
これがわからない。
まったくわからないから、また怖い。
わからないので、対処のしようがないっていうのが、害悪極まりない。
私は私の人生を思い返してみる。
私はごく普通の男であった。
秋田の郊外に生まれ、元気な赤子だった。
幼稚園時代はそろばんを嗜んでいた。
小学生時代は、サッカーを楽しんでいた。
中学に入って、パソコンに出会った。
・・・・・・パソコン。
そうだ、パソコンだ。
私は、インターネット掲示板にたてられたスレッドを思い出す。
たしかスレッドタイトルは「く」だったはずだ。
そのスレッドでは・・・・・・たしか・・・・・・。
「呪いの心霊写真」とか言うものを投稿していたんだ!
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 1票























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。