癖の強い高齢者
投稿者:ガトー (2)
これはある村で起きたお話です。
この村には癖の強い高齢者が多く、中には怒ると手をつけられない高齢者も少なくありません。
このような高齢者のことはできるだけ敵に回さないように周りは気を遣いながら接します。
この厄介な高齢者達のうちの1人(A子)についてですす。
A子は村の数人からお金を借りていましたが全く返済していなかったようでした。それでも申し訳ない気持ちなどなく堂々としていました。
するとある日、A子が借金していたうちの1人が自宅で亡くなっているのが発見されました。この方に持病はなくその前日まで元気に過ごしていました。
死因は心臓発作でした。村の人間はこの死因に疑問を抱きながらも追求する者は誰もいませんでした。そしてこの数年後にA子が借金していた別の人が自宅で亡くなっていました。この方の死因も心臓発作でした。持病はなかったそうです。またこの数年後にA子が借金していた人が同じように亡くなりました。
この亡くなられた3人に共通しているのは死因が心臓発作ということとA子にお金を貸していたということ、一人暮らしでした。村の人間はA子を疑っていましたが証拠がないため追求はしませんでした。この不可解な死からしばらくしてA子も病死しました。結局真相は謎のままですが今でも村ではたまに噂になるそうです。
証拠がないから決めつけはできませんが、ここまで同じ事が続くとみんな考えることは一緒だったと思います。ちなみにこの亡くなられた3人A子には借金返済を催促していたようです。
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