東京で一人暮らししていた元カノの恐怖体験
投稿者:烏賊 (5)
自分が20代前半の頃に付き合っていた彼女の話です。彼女は大学生の時、東京で一人暮らしをしていました。東京と言っても都心部ではなく、都心部から少し離れたところに住んでいたようです。
そのため大学からの帰りは一人で電車に乗ることが多く、帰りが夜遅くになると人気も少ないため怖いと感じていたそうです。
そんなある日、日曜日の日中に買い物に出かけ帰ってくると、ドアの隙間に紙が挟まっていました。「なんだろ?」と見てみると、「こんにちわ、はじめまして」と書いてありました。
彼女はその文字を見た時に背筋に寒気が走り、周りを見渡しました。しかし、誰もおらず急いで部屋に入りました。「なにこれ」と思いながら、怖さのあまりその当時の彼氏に電話して家まで来てもらうことになりました。
彼氏が家に来てくれて彼女はホッとしたそうです。「これで安心」と思っていました。夜になり彼氏のためにご飯を作っていたときです。「ピンポーン」とインターホンが鳴りました。
彼女が「はーい」とインターホンに映る液晶を見ると、誰も映っていませんでした。彼女は「えっ」と思い、彼氏を呼び誰も映っていないことを確認してもらいました。
彼氏は「誰かのいたずらだろ」と思い、「無視しとこ」と言いました。彼女は「気持ち悪いな」と思いながらも料理を続けました。
すると、今度は玄関の方から「がちゃがちゃ」とドアノブを回す音が聞こえました。彼女は思わず声を上げてしまいました。彼氏はすぐに玄関の方へ行きました。
玄関はドアが少しだけ開いており、そこから黒い服と帽子を被った男がこちらを見ていました。彼氏が「うわっ!」と驚きました。すると、その黒ずくめの男はドアをバタンと閉めました。
彼女は彼氏が来た後にドアの鍵だけでは不安だと思いチェーンもしていました。それが功を奏したのだと思います。チェーンをしていなかったら部屋に侵入されてどうなっていたか考えるだけでも恐ろしいと思いました。
その後はなにも起こらなかったようですが、黒ずくめの男はなんだったのでしょうか、ストーカーだったのか、強盗だったのか、今となっては不明ですがどちらにしても怖い体験だったのは間違いありません。
戸締まりをお忘れなく。特に一人暮らしの方は。。
引っ越すでしょ