同時に目が覚めた。
あまりにもリアルだった首の激痛に、思わず首を抑えたが何もない。
(何だったんだ。。)
携帯を見ると夜中の2時を回ったころだった。
香菜からの通知が大量に来ている。
暗闇で見る、携帯の明かりがなんとも気だるく感じ、返信を後にしそのまま眠りについた。
まただ。
またあの夢だ。
目を覚まそうとしてもできない。
またあの暗闇、匂い、音。
3回目にしてわかった。
僕は目隠しをされているんだと。
うっすらだが、瞼に布が当たる感覚がある。
そして、首の後ろの痛み。
ただ今回は、目が覚めない。
首の激痛で悶絶していると、目隠しがはだけた。
目を開けたその先には、ひざまずいている自分の膝が見える。
そこら中には、鎧?を着た、血を流して倒れている大人たち。
腕、足、そして首。
「うわぁぁぁぁぁ!」
悲鳴を上げた矢先、また首に激痛が走り気が付いたら目が覚めた。
「はぁはぁはぁはぁ」
心臓はここだと、主張するかのようにドクンドクンと力強く鼓動を鳴らしている。
前の夢と違う。
明らかに、そこにいる時間は長くなり、何かが進んでいるように感じた。
流石に大学に行く気にもなれず、香菜に今日は休むと連絡し、1日家で過ごすことにした。
寝るのが怖い。
またあの夢を見てしまうのではないかと思うと、怖くてたまらなった。
もうどれだけの時間、寝ていないだろうか。
2日?3日?記憶もあいまいで、先ほどのことすらよく覚えていない。
昔見た番組で、アメリカの高校生が、約11日間睡眠をとらずに過ごしていたらしい。
僕には到底出来そうもない。
睡眠もとっていない、疲労だけが蓄積されている、何をするにもやる気が起きない。
香菜には、しばらく風邪で休むって連絡したけど、いつまで嘘を通せるだろうか。
























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