全身麻酔時の不思議体験
投稿者:Manhattan (2)
もう10年以上前になりますが、私が全身麻酔を伴う手術をした時の不思議な体験です。
体験というのか、夢というのか、未だはっきりとしません。
全身麻酔手術は、約3時間の手術でした。
最中、眠っている私は、これぞ夢見心地の世界にいました。
お花畑とは言いませんが、本当に大好きな色や匂いたちに囲まれていて、
温度も暑くなく、寒くもない、丁度よい気持ちのいい温もりの中に横たわっています。
現実で眠っていることを忘れ、さらに「この場所にこのまま居続けたい、このまま眠ってしまいたい。」
という感覚でウトウトしているのです。
もう瞼が閉じる、落ちる寸前になったところで、私の目の前には、いつの間にかふんわりと、
誰かが現れました。舞い降りたような現れ方をしました。
白い服を着て、まつ毛が長く色白な女の子でした。
この表現だと、白い服を着た顔色の悪い幽霊を想像してしまいそうですが、ちがいます。
わかりやすい表現とするなら「天使」のような女の子でした。
見たこともない、知らない子です。
「きれいだな」と思いつつ、「このまま寝かしてくれないかな」と思いました。
何かが「面倒くさい」という気持ちで起き上がりたくないのです。
けれど女の子は、私の腕をすごい力で引っ張り、無理やり起こし上げました。
4・5歳くらいに見えますが、小さな体から想像できないほどの力でした。
そして起き上がった私は、「なあに?」と聞いたところで、気が付くと病室の天井を見ていました。
手術は、無事に終わっていました。失敗するような手術では無いようなので、術後も順調に回復し退院しました。
数年後に結婚・出産した私は、しばらく夢のことを忘れていましたが、長女があるキッズパーク施設でドレスを着て
記念写真を撮ったときに覚醒したように、鮮明に思い出しました。
「あの子や!!!」と。
娘に、こんなこと覚えてる?と聞きましたが、もちろん「わからない」といいます。
これは私の脳が錯覚しているのかは、わかりません。
本物の天使現れる。