こっくりさんと人間の心の闇
投稿者:trip (2)
私が中学生の時の話です。
どういう経緯で集まる事になったか覚えていませんが、放課後に友達と残ってコックリさんをしようという話になりました。
日もくれて学校周辺は真っ暗になり、電気をつけた教室の隅でAちゃんBちゃんCちゃんと、私の4人で始めました。
最初はくだらない質問で盛り上がっていましたが、だんだん気持ちの悪い質問をAちゃんが始めてしまいました。
この中で嫌いな人は誰ですかから始まり、つられたbちゃんまで呪いたい人は誰ですかだなんだおかしな方向へ話が進んでしまい、聞かれた質問全てがCちゃんの方へコインが進んでしまいました。
気持ちの良い質問ではない事に加えて居心地の悪さまで感じる空気の中、自分の方ばかり来てしまったCちゃんは泣き出してしまい、結果慌てて帰る事になりました。
Cちゃんは私と小学校から同じで帰り道が途中まで同じ為、私が家まで送る事になりましたが、帰り道は彼女がずっと泣き通しで、励ましながら帰ったのか何を話ながら送ったか覚えていません。送り届けた後は更に倍の時間をかけて帰らなければいけないので、一人で暗い夜道を歩いて帰るのがすごく怖かったです。
部活に入っていなかった私が夜遅くに学校から帰った私は家族から問い詰められ、細かくは話しませんでしたがコックリさんをしたと言うと、その場にいたお祖母ちゃんが顔色を変え、『何でそんなことをしてしまったの!それがどれだけ危ないかなんでわからないの!』とものすごい剣幕で叱られてしまいました。お祖母ちゃんの知り合いが若い頃に同じような物をしたことがあるようで、ひどい目にあったそうだと言っていました。
あまりそういうのは信じる方ではありませんが、質問の内容だったり、いわゆる人間の心みたいなものに不気味さを感じる出来事だなあと思う出来事でした。
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