ついてきた土地の神
投稿者:凪 (5)
今年の夏に家族でキャンプに行った時の話です。
海に近いそのキャンプ場には子供が遊べる芝生や遊具もついていてうちの子供達も芝生で追いかけっこしたり遊具で遊んだりと楽しそうにしていました。
昼間たっぷり遊んだせいか夜は早めに布団に入り寝始めた長女が、いきなり起き上がりしきりに指を擦り合わせたり手首を振ったりと指や手を気にしてる様子。
「どうしたの?」と私が声をかけるが「なんでもない。言いたくない。」言う長女。
何度も起き上がっては同じ行動を繰り返しそのうちう顔つきがだんだん険しくなってきて「なんでもない。言いたくない。怖くて言えない。」を繰り返すばかり。
私たち夫婦も長女の異変にどうすることもできず持っていたお守りを握りしめさせて部屋のなかに調理用の塩を撒いてその日は就寝しました。
次の日家に帰って来てきてからも夜になると急に起き上がり指を擦り合わせたり手首を振ったり、急にニコニコ笑ったかと思うと「ママ、大好き」「8時に訓練に行かないと行けないから」など良く分からない事を言う日が続きました。
あまりの異変に知り合いの霊能者の所に行くと「あぁ〜この子...命取られるよ」と言うとすぐにお祓いをしてくれました。
先生曰く土地の神がうちの中までついてきてしまったそうです。
その話をきいて長女が「そう言えば芝生で遊んでいた時に男の子が立ってるのが見えたけどすぐに消えちゃったんだよね。芝生で弟と二人で追いかけっこしてて、弟を追いかけてるはずがもう一人いてその人に後ろから追いかけられてる感覚があったんだ〜」と話してくれました。
その日から長女の異変はおさまりましたが、どこで変なものを連れてくるかわからないものだとゾッとした体験でした。
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