奇々怪々 お知らせ

 

怖い話の書き方・書くコツ

自分自身の恐怖体験談を書いてみたいけどどう書いていいかわからない、家族や友達から聞いたホラーな体験を書いてみたいけど上手く書く自信がない…

そんな方にも気軽に怖い話を書いていただけるよう、このページではちょっとした怖い話の書き方や、書くコツなどを紹介したいと思います。

もちろんこれが正解というものはありませんが、怖い話の投稿に挑戦してみたい!という方は読みやすい構成など参考にしてみてください。

 

 

 

 

怖い話の種類

奇々怪々でもカテゴリが別れているように、一口に怖い話と言っても恐怖の対象は様々で、その数だけ怖い話の種類が存在しています。

ここでは代表的な怖い話の種類をざっくりと紹介します。

 

 

心霊的な怖い話

文字通り、幽霊が出たり心霊現象が起きたりする話。

じわりじわりと忍び寄るかのように展開していく話が多いです。怖い話の王道ですね。

 

 

不思議で怖い話

幽霊は登場しないものの、常識では考えられないような現象が起きたりする話。

心霊的な怖い話と並んで定番です。

 

 

都市伝説の怖い話

都市伝説は辞書によると「口承される噂話のうち、現代発祥のもので、根拠が曖昧・不明であるもの」とされています。出どころがわからない噂といったところでしょうか。有名なところだと口裂け女などでしょうか。

どの学校や町にも都市伝説がひとつくらいは存在していそうですね。

 

 

人間が怖い話(ヒトコワ)

文字通り、幽霊などではなく、ストーカーやサイコパスなど、本物の人間が怖い話。

実は奇々怪々で一番殿堂入りしている作品が多いのがこのジャンルだったりします。

 

 

意味がわかると怖い話

さらっと読んだだけでは意味がわからなかったり、普通の印象だったりするものが、本当の意味に気がつくことで怖さを感じる話。

怖い話の中でも書くのは難しいジャンルかもしれません。比較的短編が多いです。

 

 

 

 

怖い話を書くには

ここからは実際に怖い話を書く際、何を意識したらいいのかなど、少し具体的な書き方や書くコツを紹介していきたいと思います。

話をわかりやすくまとめ、読む人に怖い、面白いと思ってもらうにはどのようなことが重要なのでしょうか。

 

 

5W1H

5W1Hと聞くとビジネスの用語を連想する方が多いかもしれませんが、実は怖い話に限らず、小説や物語などにおいても話をわかりやすくするために大切なものと言われています。

5W1Hは物語の必要な情報を整理するうえで重要となるものの頭文字をとったもので、下記6つの項目を指します。

 

・いつ(When)

・どこで(Where)

・だれが(Who)

・何を(What)

・なぜ(Why)

・どのように(How)

 

この6つの項目に物語のパーツを当てはめていくことで、1つのシチュエーションを表現することができます。

もちろんこれが全てではありませんが、怖い話の枠組みを考えていくには簡単で有効な方法です。

 

簡単に怖い話で一例をあげるとすると下記のようになります。

 

【いつ(When)】

 2年前の夏

 

【どこで(Where)】

 帰省した実家

 

【だれが(Who)】

 亡くなったはずの祖母

 

【どのように(How)】

 何かを言いたそうに

 

【何を(What)】

 歩き回っていた

 

【なぜ(Why)】

 言い残したことでもあるのだろうか

 

 

 

もちろんこれだけでは物語の内容はあまりわかりませんが、予め内容の順番や設定などの骨組みを整頓しておくことが、読みやすい話の基本となります。

特に短い文章をわかりやすく書くために、まずは5W1Hを意識して書いてみて、後から肉付けしてみるのがいいかもしれません。

 

次に、物語を書くうえで重要な起承転結について解説していきます。

 

 

 

起承転結

起承転結、日本人なら誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

書き方や書くコツの1つであり、読みやすく話を展開するにはこれが全てと言っても過言ではありません。

起承転結は物語を効率的に伝える方法で、怖い話だけでなく、あらゆるストーリーを盛り上げるうえで重要な存在となります。

桃太郎や浦島太郎などの昔話やドラえもんのストーリーをイメージするとわかりやすいかもしれません。

 

起承転結の解釈は色々とありますが、ここではざっくりと簡単な展開を定番の怖い話風の例文を交えて解説します。

 

【起】

 話の始まり。設定や登場人物など、話を理解するうえで必要となる情報を伝える部分です。

 

 例:友人たちと心霊スポットといわれる廃病院に訪れる。

 

【承】

 起の部分を基にストーリーが進み始めます。

 

 例:肝試しをする中、一人のお調子者が悪ノリして落ちていたカルテを持って帰る。

 

【転】

 ストーリーの流れが大きく展開する部分で話の重要な部分となります。

 

 例:お調子者が次々と不幸に見舞われ、見知らぬ番号から「カルテを返せ…」と電話がかかってくる。

 

【結】

 どのような結末となったのかの説明と全体のまとめ部分です。

 

 例:カルテを病院に返しに行き、不幸は収まる。

 

 

このように定番の怖い話も起承転結に則っていることがほとんどです。

まずは起承転結に注意しながら、怖い話を簡単に書いてみて、あとから必要な情報を肉付けしていく形がよいかもしれません。

 

 

 

怖い話の書き方・書くコツまとめ

簡単に5W1Hと起承転結について解説しました。

少々難しく感じるかもしれませんが、怖い話の投稿にチャレンジしてみたいという方は、ご自身が面白いと思った怖い話などを参考に、まずはわかりやすさを意識して短編の怖い話から書いてみることをおすすめします。

 

もしかしたらあなたの体験談が次のグランプリ候補かもしれません。

みなさまからの投稿、お待ちしております。

 

怖い話投稿ページはこちら