ジュースのおばさん
投稿者:誠也 としひら (5)
なぜか不完全燃焼に終わった気もした俺たちであったが、その後は女の子と花火もできたし、何とか夏休みの思い出作りの形にはなった。
そして夏休みが終わった。
夏休みが明けて1週間が経った頃俺達は4人同時に職員室に呼ばれた。何かのイタズラがバレたのか、なんの悪事を言われるのだろうと思っていたが、呼び出した学年主任の先生の一言は俺らを驚かせた。
「5年前に小学校であった、不審者の話を詳しく聞かせてほしい」という事だった。
俺たち4人は顔を見合わせながら、淡々と当時の話を振り返った。
話を終えると先生が俺達に聞いた。
先生「その時から、君達はその人に会ったりする事はなかったか?」
俺達はドキッとしたがシラを切ろうとした。
B「いや、知らないっす、知らないっすよ俺達。」
Bが動揺を隠せないながらも、否定をした。
先生は顔をしかめ、話を続けた。
先生「隣町の中学校で生徒が、通りがかった中年の女に切り付けられる事件が起きたんだ。見つけた、見つけたと女は叫んでいたらしい。」
先生「本当に何も知らないか?」
先生の問いにCは、全てを打ち明けた。
Cは、自分の行いで、見ず知らずの生徒が切り付けられてしまった事に気付き、項垂れてしまった。
先生は、俺達を事件の参考人として、警察立ち会いの元、その切り付けた女がジュースのおばさんである事を確認してほしいと言ってきた。
これには俺達に否定する権利はない。
先生と一緒に警察署へ向かうと、ある一室へ通され、そこであのジュースのおばさんと再び対面することになった。
そこにいたおばさんは今まで見たジュースのおばさんの中で一番強烈なものだった。
髪はボサボサになり、肌は真っ白で口紅が異様なくらい塗りすぎていた。やはり当時の呪文を同じように笑いながら唱えていた。呪文だけでなく、何か言葉も叫んでいる。
その時俺は、そのおばさんが何の言葉を使っているのかうっすら分かった。
韓国語だ。本当はあのおばさんは、韓国の人間だったのかもしれない。
少しカタコトだった話し方も、唱えている呪文みたいな言葉も、全部向こうの言葉だったんだ。
確認を終えると先生は、警察官と長い時間話をしていた。
話を終えた先生は俺達を車に乗せ、学校に帰る前にコンビニへ寄り道した。
缶ジュースを俺たちに渡した後、あのおばさんについて話し始めた。
あの団地には、男の子と2人で暮らす、韓国人のシングルマザーがいたらしい。
ある時、男の子が外で遊んでいると道路に転がっていたか、落ちてたかサッカーボールがあり、
それを取ろうとした際、通りかかった軽トラックに跳ねられて亡くなったそうだ。
駆けつけた母親は何が起きたか状況は理解できず、ただそこにあったサッカーボールだけ見つけた。そのサッカーボールには、ひらがなで「とうや」と書かれていた。
面白かったです、でも悲しい話ですね
ん~?
え
子供から目を離すな!
韓国人て怖すぎる
子供から目を離した自分い悪いのに韓国人て怖すぎ
「危険な好奇心」に似てる
パクさんですか
こう言う親って人のせいにするよね。
とうや君は別に息子をしに追いやったわけでもないのに逆恨みもいいところ。可愛そうすぎ。
飛び出した本人とそれを見てない親が悪い
kポップ好きだけどこの話聞くと韓国が怖い。😱